Innovalia グループの新しいビジネス戦略ユニットInnovalia Digitalの目標は何ですか。
Innovalia Digitalは、Innovalia グループのデジタル化とICTシステムの相乗効果とノウハウを活用し、市場を共同開拓していくことを目標に掲げる中、自然な流れで誕生しました。 この新しい戦略的ユニットは、CARSA社とInnovalia 協会の支援を受け、SQS社、CBT社、Redborder社、Kumo Technologies社によって構成されています。 デジタル変換に歩を進めながら、変化に対抗するのではなく変化を導く役目を果たすため、可能性を最大限に引き出し、バスク地方の企業との協力を決意した、各専門分野で業績のある企業です。
製造業界において、企業におけるデジタル化のプロセスは何を意味しますか。
デジタル化は、将来的に「最新」であることを可能にする変化を生み出す革新的な方法です。生産方法に変化があったからか、あるいは業界が後退してしまっていたためか、バスク地方産業の変革は、数年前に自らの生き残りをかけて起こりました。それは、生産をより最適化し、各企業のノウハウに付加価値を与えるように自然発生的で進歩的な方法でした。今日の製造業界は恐らく、いくらか改善されていると言えるでしょうが、多くの場合、技術革新やデジタル化の提案に対する企業の反応は「現状に満足しているから」というものがほとんどです。国際市場での競争力をつけるには、業界の近代化についてこれまで以上に努力が必要です。製造業においてデジタル化の意味するところは語り尽くせないほどありますが、一つ具体例を挙げるなら、欧州委員会よりデジタル変革のハブセンターと承認されたAutomation Intelligence Center(AIC)におく当社の「ゼロ欠陥」製造研究室において、他企業との品質管理に焦点をあてた実験が行われています。これにより、プロセスのデジタル化のための特定のテクノロジー・アプリケーション・プロトコルを開発し、産業生産のさまざまな段階で技術革新の方法確立が可能です。当研究室は、製造業界の中小企業が、既に他の企業で実績のある技術、経験、革新的なソリューションから利益享受が出来るよう貢献しています。
ビルバオ市は計測に関して世界の中心となるべく、Metromeet2019寸法国際会議が来年再び開催されますが、当会議についてお知らせ、また、2018年の前会議を顧みての感想をお聞かせ下さい。
2018年には、ノッティンガム大学、アントワープ大学、Tekniker、ミュンヘン工科大学、インドの法的測定機関などの世界的主要機関に加えて、ジェネラルエレクトリック社、オートデスク社、QISAB社、Capvidia社、Novo Nordisk社、Carlsberg社など国際的にも注目を集める企業の代表が集いました。大きな関心を呼ぶ革新的なコンテンツを揃え、インダストリー4.0への途上で計測学の重要性を見つめ直し、基準、製造環境システム、測定システムの完全自動化など、業界の主要問題について議論を交わしました。2019年には15周年を記念し、Metromeet委員会は今までにも増して有意義な発見ある特別な会議開催を目指し、(日程:4月10、11、12日 会場:スペイン、ビルバオ市、Palacio de Euskalduna)準備を進めて参ります。当社は、先日寸法計測会議 Metromeet2019のプログラムを公開したばかりですが、既に皆様より、多くの関心をお寄せ頂き大変感謝しております。例年どおり、参加者に最も革新的なコンテンツを提供するために、Innovalia社、レニショー社、ファロ社、ツァイス社、Creaform社の主催で、最高の講演者をゲストに迎えます。こういった意味でも、Metromeetは唯一の会議であり、私たちと同じく一歩先を目指し、夢を追いながら革新に挑む業界のスペシャリストが集結します。今日までの成果もあって、スマート計測とオートメーション製造で繋がるMetromeetのコミュニティも年々大きく成ってきました。参加登録に関してはMetromeetのウェブサイトに公開されています。興味をお持ちの方、是非ご登録ください。
バスク地方では、どの程度先進的製造システムが実装されていますか。
産業界は、業界自体にとって明らかに挑戦となる多くの変化に直面しています。技術革新は、もはや選択肢ではなく、高度な製造に向けて進化を望む全ての企業に組み込まれるべき術であり、取るべき進路であり、ビジネス戦略と言っても過言ではありません。多くの場合、技術革新は問題視されがちで、なかなか成功への残された方法とは理解されません。しかし、その決定自体が業界内での企業の成功か停滞かを決定し得るのです。今日では、「スマート製造」を可能にするシステムを現実化する手段や資金は揃っています。資金の問題と言うよりも、それはビジネスに対する姿勢や動機に問題があると思われます。計測に関して例を挙げれば、生産プロセスに付加価値をもたらす最新技術を取り入れることなくして、企業の生き残りは無いでしょう。Innovalia Metrology はそのように理解し、高度な品質管理パラメータ、ビッグデータ分析技術、高度なコンピューティングソリューションに基づいた意思決定やオンライン測定のソリューションを提供することに賭けてきました。
技術革新に関して、経営管理の改善はどのような傾向になると予想されますか。
Innovalia グループにとって、技術革新は常に当社の事業戦略の一つです。技術革新に投資する企業がある中で、私たちはInnovalia グループを創設しました。グループ内の異なる企業間に存在する全ての相乗効果は、正確に言えば技術革新の結果であり、継続的な必要性です。例えるなら、技術の創出、国際化、そしてインダストリー4.0への道を歩むだけでなく、何度でも自分たちでこの道筋を創ることができます。重要な鍵は、革新を決意し、変革の一部となり、他の選択肢が無い時にも流されずに前進すること。それは、ビジネスに対する姿勢です。これからは、新しい技術を取り入れ、プロセスをデジタル化し、とりわけ、データ管理が不可欠になってくるでしょう。