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スマート計測4.0研修セミナー(11月29日)を終えて -Innovalia Metrology-

12月 3, 2018 | イベント, 研修、トレーニング

スペイン、バスク地方産業の発展のため、Innovalia Metrology社がAIC(Automotive Intelligence Center)に研究室を提供してから1年が経過しました。 この間、当社グループは計測研修の重要なプログラムや修士コースを支援し、当研究室も特別な技術的空間となっています。ワークの固定から生産の分析まで完結的に品質管理を可能にし、相互に繋がりあったスマート計測ソリューションを備えた研究室、つまり、最新の計測技術を提供できる空間なのです。
去る11月29日には、品質管理分野の専門家の方々を招待し、AICの研究室、スマートワークフロー、そして様々な状況下で自動車分野の異なる部品を測定する方法を紹介。Innovalia グループの計測部門を担うInnovalia Metrology社は、プロセスを最適化するスマートで相互接続された測定プロセスについてのプレゼンを行いました。
当日は、工作機上での測定、モジュール式の冶具を使いアーム型あるいはブリッジ型の三次元測定機(CMM)で測定しながら、ワークの品質制御のための共通プラットフォームであるM3について周知しました。Innovalia Metrology社はデジタル計測に引き続き取り組んでおり、リバースエンジニアリング、仮想計測、自動検査、ロボットガイダンスのための高精度3Dスキャンを可能にするOptiscan光学センサーを導入したのはこのためです。
歓迎の意味を込めたプレゼンおよび軽食の後、セミナー参加者は、機械加工部品やプラスチック部品、固定モックアップ、そして板金加工部品といった、3つの異なる測定プロセスを見学しました。
これらのプレゼンを通じ、ブリッジ型三次元測定機と光学センサーOpstiscanによる測定、アーム型三次元測定機と接触型タッチプローブによる測定、Optiscanとタッチプローブを組み合わせたM3ハイブリッドによる測定を体験。生産の質を検査するプロセスやその状況の多様性、希望する時間と場所でワークを測定・デジタル化し、デジタル化されたワークを職場の同僚、顧客、サプライヤーと共有する方法を確認しました。M3とは、工作機械での機上の測定に始まり、ワークの固定、三次元測定機での測定、最後に ユーザは生産上のエラーを修正することによってプロセスを最適化することができる完結型の統計解析に至るまでを含め、品質管理のためのスマート計測プラットフォームと言えます。
この研修セミナーを通し、品質管理の専門家の方々に新しい技術を学んで頂き、疑問点を解決し、技術環境における企業と測定機の将来に関する懸念を共有し合い、計測学の発展に全面的に注力することができた大変有意義な一日でした。

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