1)2017年の国内消費と工作機械の輸出に関しては、非常に良いデータが出ていますが、 どの業界がそのデータ結果に貢献し、その理由はどこにあると思われますか。
Innovalia Metrologyには、さまざまな分野の業界に顧客がいますが、主に自動車業界や工作機械メーカーの顧客であることは間違いありません。 両業界がデジタル化への精神で相互に歩んできたことを嬉しく思っています。 数年前まで計測は無価値で高価なプロセスとみなされていましたが、我々は計測プロセスを生産プロセスの不可欠な部分と考えてきました。 このような考え方は次第に広まり、多大な努力の結果、今日においては品質管理は生産プロセスの一部であると認識されています。
2)御社はデジタル化にとって、また顧客にとって、どれほど重要な役割を担っていますか。
Innovalia Metrologyは、部品とプロセスをデジタル化し、デジタル変換に向けての前進を可能にする計測システムに常に取り組んで来ました。 M3テクノロジーは、当社の計測提案に機能性4.0を適用可能にするものです。このため、 非接触型センサーOptiscan、3次元測定機向け計測ソリューション、およびM3MH工作機械用の計測ソフトウェアは、デジタル化を進めるための一連の利点を提供し、 プロセスの「スマート化」にも役立つことから、今日大きな注目を集めています。
3)御社の一押しの製品を教えてください。
M3MHは、工作機械に測定機械の機能を組み込めるため、販売開始以来より非常に関心の高いソリューションの1つとなっています。 工作機械の状態を確認し、機械本体の中で最適かつ容易にセットアップと測定が実行できる測定ソフトウェアです。 M3MHの測定ソフトウェアから工作機械の制御装置との直接通信を可能にし、機能をパッケージするという現在のパラダイムを破り、あらゆる機能の実行を可能にする直感的なグラフィックインターフェイスを備え、PCから工作機械を操作出来る包括的な測定ソフトウェアを提供します。 M3MHを使用した工作機械検査では、生産エラーを連続的に視覚化することが可能になり、プロセスの明白な最適化を促しています。