Innovalia Metrologyは、完全な統合と品質管理プロセスデータの最適な送受信を促進するため、DMI、DMO、 QIF、M3、CSVのような様々なフォーマットと規格による相互運用に取り組んで10年以上を費やしてきました。
Innovalia Metrologyを構成するTrimek社、Unimetrik社とともに、Toni Ventura社長の指揮の下、Datapixel社は、DMSC(Consortium of Digital Metrology Standards)に協力する一企業として規格作成に携わることが出来ました。さらに、お互いの協力を軸に相互運用性を促進する規格の開発・適用を目的としていたため、Innovalia Metrology、DMSC、NISTの協力関係は常に緊密に保たれてきたと言えます。
近年、Innovalia グループが主催するMetromeet、国際計測会議がビルバオ市(スペイン)で開催されていますが、DMSCの協賛社の協力を得て、規格についてヨーロッパの製造業界のディスカッションフォーラムを設立しています。毎年Metromeetの回数を重ねるごとに、フォーラム自体が拡がりを見せ、結果として、会議のスポンサーであるInnovalia Metrologyが、さらなる連携を取りながらもより自律的な業界を目指した進展に、重要な役目を担ってきています。
Innovalia MetrologyのM3測定ソフトウェアは、QIF(Quality Information Framework)規格に完全に準拠しており、メーカーの経費削減、測定結果の共通フォーマットの提供、そしてMBE(Model Based Enterprise)によるデジタル変換を可能にすることを目的としています。
ISO 23952:2020とする新規規格は、ISO(国際標準化機構)において「自動化および統合システム - 品質情報フレームワーク(QIF)- 製造品質情報の統合モデル」として制定されています。この規格は、測定計画、リソース、製品および製造情報(PMI)を含む部品形状、測定用のルールテンプレート、測定結果、および統計分析等を含む品質情報を完全に定義し、系統だてて整理し、関連付けします。
QIF 3.0は、2018年にANSI(American National Standards Institute)規格として承認され、続いて翌年2019年、技術委員会ISO / TC 184 / SC 4によってISO「Recollection」に提出, 承認され,今年 7月にISOによって正式に制定されました。