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Innovalia グループCEO Jesús de la Maza氏へのインタビュー。「我々の事業戦略は、常にイノベーションです。」

7月 9, 2018 | お知らせ

– 生産資格、改善に向けた投資、バスク地方産業へ明確な道筋を示す様々な指標など、様々な変革が行われ始めた25年前までは、バスク地方は、ヨーロッパと世界の産業界において、低熟練で安価な労働力として位置付けられていました。

バスク産業は高品質を提供出来たため、徐々にさらなる投資を必要とするようになり、ある一部の工程がスペインやヨーロッパの外に移転傾向にあった期間に、バスクは革新の明確な中心部となりました。産業部門は多くの変化にも直面しており、イノベーションはもはや選択肢ではなく、進歩する術であり、進化を希望する全ての企業に組み込まれるべきビジネス戦略です。
多くの場合、イノベーションは疑問視され、成功への唯一の方法ではなく、その決定は業界内の多くの企業の成功または停滞を意味します。今日私たちは、未来に前進することを可能にするシステムを現実に変える手段や資源を持っています。問題があるとすれば、資源ではなく、態度や動機付けにあると思われます。

例えば、計測においては、生産プロセスに付加価値をもたらす最新技術を取り入れることを確約できなければ、企業は消滅してしまうでしょう。 Innovalia Metrology社はこのように理解し、オンライン計測ソリューションと高度かつ最新の品質管理パラメータに基づく意思決定支援を提供するよう明確にコミットしています。

– あなたの経験から、バスクの企業のI+D+i(研究・開発・イノベーション)活動がどのように制約されると思いますか?

バスクの産業界の変化は、自らの生き残りに起因しており、生産方法に変化が起こり、業界が置き去りにされてしまうのを恐れたため、自然と進歩的な方法によって、より最適化された生産が可能となり、各社のノウハウに価値を付与されました。今日、現行の産業を推し進めた当時の要因はすでに姿を消しています。今の産業界は現状に満足しており、多くの場合、イノベーション提案に対する企業の反応は、「現状で十分」ということです。

また、産業界を構成する企業のほとんどは、研究・開発・イノベーションに投資したくない、あるいは投資出来ない中小企業です。全ての企業が同じ能力を持っているわけではなくとも、中小企業が革新的なソリューションを活性化できるための研究・開発・イノベーションの選択肢があります。たとえば、欧州委員会のデジタルイノベーションハブと位置づけられているAICに所属する製造工場の「ゼロ欠陥」プロジェクトから、さまざまな中小企業の品質管理に関する実験が行われています。これにより、特定のテクノロジー・アプリケーション・プロトコルを開発し、産業生産のさまざまな段階で革新的な方法を確立することができます。研究室のおかげで、AICに属する中小企業は、既に他の企業で成果のあった技術、経験、革新的なソリューションから利益を得ることが可能です。

– 近年、公共援助の枠組みが弱体化していると思われますか。行政が企業の研究開発とイノベーションを援助するにあたり、考慮すべき点や強化すべき点は何ですか。

経済危機の中にあっても、研究開発への援助に関してバスク地方で維持されてきた水準には満足しているとは言え、近年複雑な状況にあります。改善すべき点については、多くの場合、中小企業が研究開発プログラムに参加する妨げとなっている官僚主義を減らすべきだと考えます。

– Innovaliaが将来どのような技術的課題に直面すると考えますか。

イノベーションは、常にInnovaliaの事業戦略の一部となっています。イノベーションに投資する企業はありますが、Innovaliaグループの創設とグループ内の異なる企業間に存在する全ての相乗効果は、技術革新の結果であり、例えば、インダストリー4.0への道筋を国際化し、その道筋を作ることを意味します。

我々のケースでは、コンサルティングの観点からもデジタル製品の製造からも、デジタル変換に完全に的を絞っています。これは、計測部門と関連のICT企業の両方からの業界のニーズに対応しています。

– グループが参加する研究・開発・イノベーションプロジェクトの目玉は何ですか。追及している目標は何ですか?

Innovaliaはスマート工場やゼロ欠陥の生産だけでなく、情報セキュリティ、付加製造などの面で最先端のプロジェクトの一部です。当社は現在H2020でいくつかの非常に野心的なプロジェクトの指揮を執っています。例えば、Unimetrikは、産業界での様々な問題を解決するための適応型レーザーマイクロメカニズと徹底した測定システムを開発し、認証するプロジェクトのAdalamを指揮しています。

当社はまた、物理的なサイバーシステムを実際の生産システムに組み込む方法を簡素化することを目的とする欧州イニシアチブI4MSのプロジェクトであるBeinCPPSの「核」の一部であり、このシンプルなシステムはSMEsにエクスポート可能です。

しかし、もし何が強調したいかと問われれば、BOOST4.0でしょう。間違いなく語ることの多いプロジェクトです。Innovaliaアソシエーションが率い、CARSAが中心となっています。これはインダストリー4.0のためのビッグデータの欧州イニシアチブであり、予算は2千万ユーロ、民間投資は一億ユーロに上り、自動車産業の主要OEMである16か国の50社から形成されたコンソーシアムです。

BOOST4.0では、欧州自動車産業の競争力を向上させるための欧州産業データエリアの構築をリードし、ヨーロッパの基準となることを願っています。

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